津森山～人骨山


		prologue

		2015年の初山歩きは千葉の里山、津森山から人骨山を周ってきました。人骨山（ひとほねやま）って、なんともサスペンス感満載の名前ですよね。ちなみに由来は人食い鬼伝説や姥捨山伝説など、諸説あるようですが、どちらにしても気持ちの良い由来ではありません。（新年１発目で良いのかね～♪）九十九里浜のはずれで、ご来光を拝んで佐久間ダムに向かいます。元旦は曇りで初日の出を拝めなかったので、良い日の出を見られて良かったです。佐久間ダム周辺のをくづれ水仙郷は丁度水仙の見頃ですよ。満開の水仙を眺めながら津森山に向かいましょう！！（登山ルートをプリントアウトしたのに自宅に忘れてしまいました。のちにこれが道迷いの原因に・・・） ※人骨山の鬼伝説大崩の畑地区に、人骨山という山があります。ここには昔、鬼が住んでいて、毎年節分の日になると村の娘を一人づついけにえに山へ連れてくるようにと、村人の家に手紙を投げ入れておどしていました。毎年、泣く泣く娘が山へ登っていき、決して帰ってはきませんでした。そんなことが続いたある年、一人の旅の修験者が村に来ました。村人の話を聞いて、「私は同じような話を琵琶湖のほとりで聞いたことがあります。その村では大きな犬を使って、鬼を退治したとのことです。」と言いました。村人は、さっそく琵琶湖まで行って、ドン太郎というその大きな犬を探し出し、借りてきました。そして節分の日、ドン太郎を山にあげて、ついに鬼を退治させたのです。村に平和が戻ってきましたが、それまでに娘を差し出した家の事を思って、節分を思い出す行事はしなくなりました。今でも大崩では節分に豆まきをしない風習が続いているそうです。



		6:40 一宮海岸でご来光♪			8:52 まずは佐久間ダムの橋を渡りますよ。
		太陽の下にポツンと写っているのはサーファーさんです。			ちなみにこの時間、駐車場は私達１台だけでした。


		最初は満開の水仙郷の舗装道路をテクテク歩いていきます。			いい香りです・・・



		民家の入口では水仙が売ってます。			神社の屋根を葺き替えてました。



		津森山の登山口を通過！　マウスＯＮ			分岐です。　マウスＯＮ
					登山口からは細かく案内板があるので、迷いませんよ。


		まだまだ舗装道路は続く・・・。			まだまだ、まだまだ続く・・・。



		この時期の房総はどこでも水仙が咲いてます。			マンリョウ



		民家の庭先を恐る恐る通過すると・・・			いよいよ登山道らしくなるかな。　マウスＯＮ



		左奥が伊予ヶ岳、右奥が富山かな・・・



		最後がちょっと急ですけど・・・			10:13 津森山山頂でパチリ！
					ここまで１時間２１分！


		山頂から富士山が見える展望台まで５分！			見えねーし！！
					（正面奥、鋸山の上にうっすら見えてました）


		山頂に戻って東京湾方面をパチリ！			チラッと東京湾。
					手前に白い東京湾観音がなんとか確認できました。


		17分休憩後、人骨山を目指します！			①左に案内板あり！　マウスＯＮ



		舗装道路を外れて登山道へ。　マウスＯＮ			ここにも案内板。だんだん傾斜が急に・・・。
					マウスＯＮ


		11:00　人骨山山頂に到着！　左の人は人食い鬼じゃありませんよ、念のため・・・。



		さきほど登った津森山が良く見えます。			30分休憩後、下山します。
					山頂から下ってすぐに左折。これが間違いのもとだった。
					これから40分、房総の山をさまよい歩きました（笑）

		結局、登ってきた道を①まで戻り、佐久間ダム方面に歩くと			案内標のてっぺんには人食い鬼と戦うドン太郎！
		人骨山の登山口案内標がありました。


		で、また水仙ロードをテクテク戻る羽目に・・・			ロウバイが咲いてた♪



		駐車場が見えた！			13:25 到着！　いや～、長かった・・・



		佐久間ダムから車で１０分、手打そば処こぶしで遅い昼食。舞茸の天ぷらがうまかった～♪



		epilogue

		と言う事で、今年の初山歩きも無事？？終了。いきなりの12.8km、累積標高差847mはちときつかった。道迷いせず、きっちり周回出来たら、2kmは少なくなったはずです。それでもGPSを持っていたからまだ良かったですが、何もなかったらと思うとゾッとします。千葉の里山といえども、侮ってはいけませんね。さて、次回は年末に行けなかった鍋焼きうどんの山かな。最近、丹沢もご無沙汰だしね・・・。