北海道上川郡美瑛町

十勝岳〜美瑛岳

2077m〜2052m

日本百名山(17座目)


日付/天気 7月8日(日)晴
コース 望岳台〜十勝岳〜美瑛岳〜望岳台
時間 歩行時間計 7:06 (望岳台〜十勝岳 2:41 十勝岳〜美瑛岳 1:51 美瑛岳〜望岳台 2:34)
休憩時間 1:16 全行程 8:22
標高差 望岳台-十勝岳 1147m
駐車場 望岳台の駐車場(無料)50台くらい)
トイレ 望岳台に有り(途中は無し)
寄った温泉 吹上温泉白銀荘
宿(4:50)−望岳台駐車場(5:30-5:43)930m 0:40
避難小屋跡(6:35-6:43 休憩8分)1320m 0:52
昭和噴火口(7:35-7:43 休憩8分)1720m 0:52
十勝岳山頂(8:40-9:05 休憩25分)2077m 0:57
お花畑付近(10:35-10:44 休憩9分) 1:30
美瑛岳山頂(11:05-11:26 休憩21分)2052m 0:21
ポンピ沢(12:36-12:41 休憩5分) 1:10
雲の平分岐(13:33) 0:52
望岳台(14;05)930m 0:32
吹上温泉白銀荘(14:30-15:30) -
宿(16:30) -
行  程
コースガイド

***山歩きレポ***

今回は今年のメインイベント、北海道の十勝岳です。

前日10時前に寝てしまったので、朝4時には目が覚めてしまいました。北海道の日の出は早く、3時半にはもう日が昇っていたようです。雲一つ無く、十勝岳から昇る朝日はとても綺麗だったようです。宿をそーと出てコンビニで朝・昼食を買い、望岳台の駐車場に着いたのは5時半でした。駐車場はすでに20台くらい停まっていて、さすが人気の山です。

望岳台からは目的地の十勝岳・美瑛岳が一望できます。「いやー、あそこまでいくのかー」と言う感じです。正直私は十勝岳往復でいいやとひそかに思っていたのですが・・・。

望岳台から雲の平分岐までは比較的なだらかな道です。分岐のすぐ先にはかつて避難小屋があった場所があります。火山の良いところは高い木がないので常に良い景色を見ながら山登りが出来るところですね。(でもかなり日焼けします)十勝岳もこの時点ですでに絶景が見渡せます。振り返れば小さくなった望岳台の先に富良野盆地が見えます。十勝岳の噴煙もかなり近くなってきました。

ここから昭和噴火口まではちょっと気合いを入れて登ります。昭和噴火口からは美瑛岳がよく見えます。市街地から見る美瑛岳は緑色の穏やかな山に見えるのですが、側面はかなり噴火で削られているので、荒々しい山に見えます。

20分ほど砂地のなだらかな道を歩くと、山頂に向かうルートが壁のように迫ってきます。いままでの砂地とは一転して岩の急登りになります。40分弱で山頂にたどり着きました。いつの間にか、名前はわかりませんが噴煙を上げている火口2カ所を追い越していたようです。

山頂に着いた時はだいぶ雲が出てきていて遠方はあまり見えませんでしたが、それでもかなりの絶景でした。すぐ隣に花の百名山?の富良野岳、脇にきれいな三角の上ホロカメットク山、反対側に美瑛岳・美瑛富士、オプタテシケ山、その奥にトムラウシ、左奥に旭岳、富良野盆地もきれいに見えました。富良野スキー場の左側には夕張岳も見えていたようです。北海道の山名は一度見ても読めない、覚えられない名前が多いですね。

20分ほど景色を堪能しながら軽く食事をし、美瑛岳に向かいます。
平坦な平ヶ岳を過ぎ、鋸岳の脇を通り、雪渓の脇を下っていくと、美瑛岳への登りにかかります。途中、花畑の中を抜け2時間かからず美瑛岳の山頂にたどり着きます。時間的にこちらの山頂の方が人がたくさんいました。それほど急いで歩いたわけではないのですが4時間半ほどの歩行時間でした。(ガイドブックでは6時間35分になってました)山頂にいた60代くらいの女性に「どちらからまわってきたんですか」と聞かれたので「十勝岳からですよ」と答えると「えーー!!」と、えらく驚いていました。

いやー。はるばる北海道まで来て、天気が良くてほんとに良かった。山頂にいたおじさんも「今日は本当に当たりだね」と言ってました。実際北海道にいた3日間でこの日が一番良い天気でした。

さあここから2時間半かけて下ります。ポンピ沢まではかなり急な下りになりますが、花がきれいな道です。ポンピ沢まで1時間ちょっとの急下りで、かなり足を消耗するのでとてもいい休憩場所です。雪解け水の沢で顔を洗うとまあ冷たくて気持ちのいいこと。

ここから望岳台まで1時間20分ほどです。雲の平までは一度登って、あとは朝登ってきた道を下ります。望岳台付近は観光で来た人がたくさんいました。振り返ると十勝岳の後ろもだいぶ雲が出ていました。

「もうとにかく休みたい」という気持ちだったので、さっさと身支度をして望岳台から車で10分くらいの所にある「吹上温泉白銀荘」に向かいます。ここは透明で結構熱めの温泉です。とくに露天風呂は熱かった、600円と良心的なお値段でした。北の国からでシュウちゃんと五郎さんが入った露天風呂も近くにあったようですが、地元の人が言うには、ここは夜がいいようです。おまけに混浴ですし。

宿には4時半ごろ着いてしまったので、荷物を置いてから2時間ほど美瑛の丘を車でまわりました。
写真は北海道旅行記にあります。

それでは本日の写真です。





望岳台にて 

なが〜い山歩きの始まりです。

雲の平の分岐点

真ん中のとんがりが十勝岳山頂です。

振り返れば望岳台の先に美瑛の市街地が見えます。

だいぶ山頂も近くなってきました。

昭和噴火口にて

鋸岳  あとであの裏側を通ります。

ここがなだらかなようで以外ときついんです。

昭和噴火口

右側の急斜面を登っていきます

十勝岳山頂にて

正面が美瑛岳 右後ろの双こぶの山が百名山のトムラウシ

宿のご主人おすすめの山で、とにかく花が多い山だそうです。

真ん中後ろの残雪が多い山が百名山の旭岳

さあ、美瑛岳に向かいます。

右手前が鋸岳

花の写真を撮ってる絵  ウサギの首を絞めているわけではありません。

途中の雪渓にて

写真ではわかりづらいのですが花が満開でした

快晴とはいきませんが良い天気です。

避難小屋の跡地

美瑛岳山頂が近くなりました

ポンピ沢 水が冷たくてきもちよかった〜。

山頂から沢までいっきに下ります。特に正面の緑色の斜面はきついです。

ポンピ沢から少し登った所から見た美瑛岳

横から見た雰囲気と全然違いますね

これがその急斜面
急斜面を登りきると後ろに噴煙が見えます

富良野岳

美瑛岳山頂にて

十勝岳をバックに

オプタテシケ山 右後ろがトムラウシ

左 十勝岳  右 富良野岳

山歩きを始めて以来最長の行程でしたが(8時間22分)、充実の山歩きでした。本日も無事に帰ってきてよかった、よかった。

1日目と3日目の写真は富良野・美瑛の旅に入れました。