日付/天気 |
9月22日(土)晴 |
コース |
北沢峠〜仙水峠〜山頂〜双児山〜北沢峠 |
時間 |
全行程8:14 (歩行時間 6:22 休憩時間 1:52) |
行き 歩行 3:28 ・ 帰り 歩行 2:54 |
標高差 |
987m |
駐車場 |
仙流荘に有り(無料) |
トイレ |
北沢峠の長衛荘前他各山小屋に有り |
コンビニ |
諏訪南ICから国道20号線に数件有り |
ICからの距離 |
諏訪南ICから38km(約50分) |
寄った温泉 |
諏訪南IC近くのゆーとろん水神の湯(700円) |
自宅(20:30)−駐車場(2:00) |
5:30 |
仙流荘(6:00)−北沢峠(6:50) |
0:50 |
北沢峠(7:00)2030m |
− |
仙水小屋(7:36-7:40)2140m 休憩4分 |
0:36 |
仙水峠(8:05-8:13)2264m 休憩8分 |
0:25 |
駒津峰(9:25-9:45)2750m 休憩20分 |
1:12 |
山頂(11:00-12:00)2967m 休憩60分 |
1:15 |
駒津峰(13:00-13:10)2750m 休憩10分 |
1:00 |
双児山(13:48-13:58)2649m 休憩10分 |
0:38 |
北沢峠(15:14)2030m |
1:16 |
仙流荘(16:40)−自宅(23:00) |
6:20 |
行 程
コースガイド
9月は3連休が2回続くので、天気を見計らって甲斐駒ヶ岳に登ってきました。
燕岳から1ヶ月経ってしまっていて、ちょっと体力的に鈍ってしまったかな?と不安はあったのですが、案の定でした。
駐車場に着いたのは午前2時。すでに上の駐車場は満杯状態でかろうじて1台分のスペースがありました。車内で3時間ほど仮眠をし5時頃起きたのですが、5時20分頃バスのチケットを発売するとの放送があり、周りの人達は慌ただしく身支度をし、バス発着所に向かっていきます。去年、仙丈ヶ岳に登ったときもそうでしたが、ここのバスは人がそろえば時間に関係なくどんどん発車していきます。私達が支度をしバスに乗ったのは6時でした。(片道1100円プラス荷物1個200円)
北沢峠に着いたのは6時50分。峠は山梨側からの登山客も含め沢山の人であふれています。一服して支度を終え午前7時に登山開始です。今回は仙水峠〜駒津峰を経由して山頂をめざし、帰りは駒津峰から双児山を経由して北沢峠に戻ってくるルートの予定です。
北沢峠から駒仙小屋までは砂利の道を50mほど下っていきます。小屋の周辺はカラフルなテントで一杯です。ここから仙水小屋までは沢沿いの道をなだらかに登っていきます。仙水小屋で給水をし、仙水峠に向かいます。途中から視界が開け、ゴロゴロした岩場を歩きます。振り返ると仙丈ヶ岳が見えます。出発してから約1時間で仙水峠に着きます。山梨側から雲がどんどん上がってきます。本来であればここで初めて甲斐駒が見られるようなのですが、半分雲に隠れてしまってます。これでは眺望は期待薄だなという雰囲気になってきました。ここまではハイキング気分で来ましたが、いよいよここから登山の始まりです。
ここから駒津峰まで標高差500mを一気に登ります。最初は樹林帯の中をジグザグに登っていきます。だんだん木の高さも低くなり、カラマツの中を歩くようになると、視界はどんどん悪くなっていきます。最近天気はずっと良かったので、こんな感じは久しぶりです。足は張ってくるし、視界は悪いしで気力が萎えてきます。
ヒーヒー言いながらやっと駒津峰に着きました。けっこう良い天気になってきたぞ。よしよし。甲斐駒も仙丈も北岳もよく見えます。ここは双児山から来るルートとの合流地点で沢山の人達が休憩しています。それにしてもまだまだ甲斐駒の山頂は遠い。20分ほど休憩し、最終アタックです。
いったん尾根沿いを下り六方石を過ぎると、岩に赤ペンキで直登と書かれた場所に出ます。ここで直登ルートか巻道ルートかを選択するのですが、岩場大好きなのでもちろん直登ルートを選びました。駒津峰にザックをデポして登っていく人も多いようです。最初の岩でおばさんが悪戦苦闘していてなかなか登れません。「なんでこんな所で・・・」と言う感じです。おばさん待ちで行列が出来てきました。おばさんがやっと登りきったあとはみなさんすいすいと登っていきます。その後もそこそこ岩場はありますがクサリなどは一切ありません。まあクサリを付けるほどの岩場でもありませんが。あとで思ったのですが、わたし的には巻道を登るより直登のほうが登りやすいと思います。巻道は意外と滑りやすくて危ないような箇所もあるし、神経を使いそうです。直登は集中して登れるし、それほど難しい所もありません。平らなところも結構あります。ただし全身を使うので結構疲れます。山頂は見えるのですがなかなか進みません。またもやヒーヒー言いながらやっとの思いで山頂にたどり着きました。
このころには近くの雲もだいぶとれていて、なかなかの眺望です。かろうじて富士山や地蔵岳のオベリスクが見えます。しかし八ヶ岳から北アルプス、中央アルプス方向は雲に覆われて残念ながら姿が見えませんでした。意外にも頂上は広く、休憩する場所もいっぱいあります。タコを揚げてるお兄ちゃんもいました。のんびり1時間休憩して駒津峰まで戻ることにします。
巻道ルートで下っていったのですが、ここは白い砂のザレ場で結構滑りやすいので慎重に下ります。駒津峰近くの登り返しは結構こたえます。駒津峰からは双児山に向かうのですが、一度下ってまた登り返しになります。飛んで帰れるものならばそうしたいぐらいヘロヘロ状態でした。でも登ったからには下らないと帰れません。覚悟を決めて重い腰を上げます。カラマツの中、足場の悪いガレ場をどんどん下っていき、登り返しを一踏ん張りすると狭い岩場で沢山の人が休憩しています。よく見るとここが双児山の山頂でした。ここでまた小休憩し、最後の下りです。
樹林帯の急下りをジグザグにゆっくりと進むこと1時間16分、やった−−、北沢峠に着きました。毎回のことですがゴール地点が見えたときのうれしさったらありません。長衛荘で山バッジを買い、缶ジュースを飲みながら4時の最終バスを待ちます。
仙流荘に着いたのは4時40分。ちょっと帰るのがつらい時間になりました。とりあえず諏訪南ICをめざし、IC近くにある水神の湯に寄りました。ちょっと建物は古かったですが、露天風呂が4つ有り、まあ良かったです。ここで夕食も済ませ、高速に乗ったのは7時。さすがに渋滞も首都高だけでほぼ順調に帰れました。
今回で百名山もいつのまにか19座目。半分くらいまでは行けるかな。甲斐駒は遠くから見ても近くで見てもかっこいい山でした。登ってみても色々変化があり楽しい山でした。でも、かなり疲れました。夫婦共々「もっと体力をつけなくては」と、改めて感じました。それと減量も・・・。
それでは写真です。今回は花の写真も一緒です。(ほとんど咲いてませんでした)
仙水小屋から仙水峠にむかう道 意外と歩きやすいんです
その2 もう少しで駒津峰・・・だいぶバテてきました
駒津峰から北岳方面と去年登った仙丈ヶ岳・・・雲もなかなか絵になります
下りの巻道 奥は魔利支天
双児山に向かう下り・・・視界は最悪